深視力をご存知ですか?
深視力とは距離感や立体感、奥行き感を捉える能力のことです。
一部の運転免許の取得・更新に合格しなければならない、必須の検査項目です。
- 第一種大型
- 中型免許
- 準中型免許
- けん引免許
- 第二種免許
また、日常生活おいても深視力はとても重要です。
物が2重に(ダブって)見えてしまうという事も、深視力が良くない人の場合には起こり得ます。
その様な見え方や、深視力改善の手助けをしてくれるのが、深視力改善メガネ です。
※説明を省いて深視力改善メガネについて知りたい方は、リンクをクリックしてください。
この記事を特に読んでほしい方
・深視力検査に不安がある
・自動車学校で指摘された
・2重に見えて困っている
深視力検査はメガネを使えば必ず合格できる訳ではありません。
ですが、メガネで出来る深視力対策もあります。
運転免許の合格はもとより、快適な視生活のために解説したこの記事を是非お読みください。
深視力とは
深視力とは物体との距離感や立体感、奥行き感を捉える眼の能力のことです。
前の車との車間距離を把握したり、ボールの奥行き感を捉えられるのも深視力が活用されています。
運転に限らず、日常生活においても重要な眼の能力と言えます。
深視力の獲得には、2つの大切な条件があります。
良好な単眼視力と両眼視能力です。
深視力獲得に必要な2大要素
- 良好な単眼視力
- 両眼視機能
順番にご説明しますね。
❶良好な単眼視力
ランドルト環と呼ばれる輪の切れ目がどこまで判断できるかで測定し、視力は「0.1」「1.0」などの数値で表されます。
検診などでお馴染みですね。
深視力検査が必要な運転免許に合格するためには、両眼で0.8以上、かつ、一眼がそれぞれ0.5以上との規定があります。
良好な単眼視力とは、少なくとも左右それぞれの片眼視力が0.5以上は必須になります。
当店は1級眼鏡作製技能士のいるお店です。
25年以上の知識と経験を持った1級技能士が、眼の事を考えた確かな検査で出来る限りの視力向上へのアプローチをいたします。
当店2階は検査専用ルームとなっておりますので、落ち着いて検査を受けて頂くことができます。
左右それぞれの視力が良好であること
片眼でも視力に問題がある場合、深視力の獲得は困難になってきます。
免許証の要件は『一眼が0.5以上』ですが、可能であればより高い視力で試験に臨んで頂いた方が良いでしょう。
❷両眼視機能
深視力獲得向けて、大切なもう一つの要素。
それが両眼視機能です。
両眼視とは
単に「両目で物を見ている」という事ではありません。
私達は左右の眼で物を見ています。
しかしそれぞれの眼は、微妙にズレた角度から見ています。
その左右で異なった角度から見た画像を、頭で1つにする事によって立体感や奥行き感を得られています。
この立体感や奥行き感を感じられる機能のことを両眼視機能と呼びます。
両眼視が良い人の場合
左右の眼がそれぞれ同じ物を見ているので、立体感や奥行き感を得られています。
両眼視が良くない人の場合
本人は両眼で同じ物を見ているつもりでも、左右の眼が違う所を見てしまっています。
そうした人の場合、左右2つの眼で見た画像を頭の中で1つにする作業が上手に行えていません。
そのため、距離感や奥行き感が分かりづらかったり、物が2重に見えたりするのです。
片目を塞げば1つに戻るのも両眼視が上手く出来ていない人の特徴です。
このように、両眼視は日常生活にも深く関係しているのです。
当店は1級眼鏡作製技能士のいるお店です。
両眼視機能が低下している人の眼は、左右の眼が上手に協力出来ていない状態です。
左右の眼が共同で作業をしやすくする為に、「プリズム」と呼ばれる特別なレンズ度数で改善を図っていき、両眼視機能の向上を目指していきます。
左右それぞれの視力が良好でない場合、両眼視を得る事は困難です。
両眼視が困難=深視力の獲得も困難、となります。
深視力改善メガネ
検査の費用と時間
- 当店でメガネを作って頂いた事がある方
- ご相談のみをご希望の方
以下の場合には、検査料を頂戴致します。
検査料3,300円
- 当店を初めてご利用頂く場合
- 他店で作った眼鏡で検査をご希望の場合
検査後に新規メガネをご注文頂いた場合、検査料は掛かりません。
※検査だけの場合、検査度数はお渡し致しかねます。
※度数データの保管は、1ヶ月間となります。
検査時間:30分前後
メガネ作製費
一式出来上がり価格(レンズ+フレーム)
18,800円~となります。
※薄型レンズ等に変更して頂く場合には、加算料金が掛かる場合がございます。
レンズの種類にもよりますが、18,800~30,000円程の金額を想定して頂ければ間違いないと思います。
メガネが出来るまでの期間
お渡しの納期は約1週間前後を頂戴しております。
※度数によっては2日間ほどでお渡し出来る場合もございます。お急ぎの方はご相談ください。
大切なお話
深視力はメガネで改善できるかもしれません。
「改善」とか、「かも」などという曖昧な表現で申し訳ございません。
しかし、深視力能力は様々な要因によって成り立っています。
眼科に受診頂く必要があったり、訓練などによっても改善が見込める場合もあります。
解決方法の一つにメガネという選択肢がある、という事をご理解ください。
深視力検査の方法
深視力の検査は「三桿(さんかん)法」と呼ばれる方式で行われます。
2.5メートルの距離に設置された奥行知覚検査器の中にある3本の棒(桿)の位置関係により、合否を判定します。
検査の際には左右の棒を基準に、真ん中の棒がどれぐらい手前か(奥か)を調べます。
「3回行い、その平均誤差が2センチ以内であること」が合格の基準となります。
検査器を横から見ると
当店の検査機を横から覗いた状態です。
警察や教習所、免許センターの検査器とは全体の長さが異なりますが、参考までにご覧ください。
検査の手順
覗き穴から中を覗きます。
※検査中は常に覗いた状態で行われます。
棒Aと棒Bは固定されていて動きません。
(A-B間の点線(赤)は説明の為の表記で、実在しません)
棒C(真ん中の棒)が可動式になっています。
棒Cが手前に移動してきます。
棒Cが棒A/Bと直線上に並んだと感じた場所でスイッチを押し、棒Cの移動を止めます。
一旦、棒Cが一番手前まで移動してきます。
手前にあった棒Cが、奥へと移動していきます。
再び棒Cが棒A/Bと直線上に並んだと感じた場所でスイッチを押し、棒Cの移動を止めます。
一旦、棒Cが一番奥へと移動します。
1回目の測定と同じように、再び棒Cが手前へと移動してきますので、棒A/Bと直線上に並んだと感じた場所でスイッチを押し、棒Cの移動を止めます。
上記の検査を行い、その平均誤差が2センチ以内であることが合格の基準となります。
大切なのは「平均2センチ」という事です。
1回が範囲を超えてしまっても、3回行う中で平均2センチ以内に収まっていれば合格となります。
焦りは禁物です。落ち着いて検査に臨んでください。
まとめ
運転や日常生活においても大変重要な深視力。
メガネで獲得するためには、2つ条件があります。
- 良好な単眼視力
- 両眼視機能
この2つが同時に備わっていなくてはなりません。
よくあるケース・1
視力検査は問題無いのに、深視力検査だけが受からない、、、
上記のような方は、両眼視機能に問題があるのかもしれません。
両眼視の改善で、深視力の向上が見込めるかもしれません。
よくあるケース・2
深視力検査が全然分からない
色々な原因が考えられますが、単眼視力が良くない場合も考えられます。
眼鏡以外の理由で深視力検査がどうしても苦手という方もいらっしゃいます。
そうした方には眼科に受診頂くことが最良である場合もありますし、トレーニングにより改善する場合もございます。
メガネで出来る、深視力対策
メガネで必ず深視力検査に受かるではありません。
でも、メガネによる改善方法があるのも事実です。
深視力検査の合格は無理だと自己判断してしまう前に、当店の深視力改善メガネを試してみませんか?
諦める前にぜひご相談ください